上色見熊野座神社
評価 | 未参拝 [0.0] |
社格 | |
所在地 | 熊本県阿蘇郡高森町上色見2619 |
駅名 | 高森 |
参拝所要時間の目安 | |
訪問回数 | 未訪問 |
近隣の神社 | 草部吉見神社 ■近隣の神社を地図で確認 ■熊本県の神社一覧 |
交通アクセス | ●南阿蘇鉄道高森駅より高森町民バス色見環状線(温泉館経由)15分、中原下車徒歩4分。 ●南阿蘇鉄道高森駅より高森町民バス色見環状線(色見経由)34分、中原下車徒歩4分。 ●南阿蘇鉄道高森駅より徒歩1時間20分。 [補足] 高森町観光協会に電動アシスト自転車とお店等で使えるチケットがセットになったレンタサイクルあり(予約制)。 |
地図 |
コメント
異世界的、神秘的な神社として著名。いつか参拝に訪れたいと思っているが、未参拝。
公共の交通機関での参拝は難しいが、一応バスはある。また、観光協会に電動アシストのレンタサイクルがあるようなので、それが一番良いかもしれない。
当社名称の読みについて、最近では「かみしきみくまのざじんじゃ」としているサイトがかなりあって、その中には高森町の観光関連のサイトや、かなりしっかりした組織のサイトなども含むようである。元々の読み「かみしきみくまのいますじんじゃ」が読みにくいから、そう読んでもよいことにしたのだろうか。それとも地元では通称「くまのざ」と呼ばれてきたのが、最近になって情報としてネット上に出てきたのだろうか。
この場合の「座」は「坐」と全く同じ意味であり、「いる」の尊敬語の「ます」である。神様がいらっしゃるという意味。神社名称で「○○(地名)座△△神社」「○○(地名)坐△△神社」というのは、○○という地名の場所に鎮座する△△神社ということになる。△△がない場合もある。その場合は単に○○鎮座の神社という意味。
読みは「○○(地名)にます」が最も多い普通の読み方で、ほかに「○○(地名)にいます」「○○(地名)います」などがある。
このような神社名称はほとんど関西(特に奈良県に多い)にのみ残っている由緒正しい神社名称だと思うが、日常生活でこのような呼び方はされないだろうし、タクシーに乗る際に行き先をこのように行っても多くの場合通じないと思われる(当社の場合は行きたい人が多い人気の神社であり、ほかに言い方がなさそうなので例外的に通じそう)。
そのため、多くの場合、ほかに通称の神社名があり、それが使用される。例えば、奈良県葛城市の葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)という難しい名称の神社は、通称、笛吹神社(ふえふきじんじゃ)である。
だから、当社も「くまのざ」を通称にしたのか、あるいは元々そういう通称があったのかもしれない。その辺の事情は分からないが、一々「かみしきみくまのいますじんじゃ」と言わなければタクシーにも乗れないのでは観光面でもデメリットだし、通称を決める意味はある。
ただ、神社の世界における「座」「坐」の文字については以上のような背景があり、その知識を持っている人間からすれば、神社の正式名称としては元々の読みの方を採用したいのである。
当社名称は「座」の文字の入っている位置が△△の後になっているという点で特殊であり、神社名称の意味については議論の余地があるのかもしれないし、上色見鎮座の熊野神社という意味ではない可能性もある。
神社名称等がそのまま地名となる例は日本各地にあり、例えば神明町とか天神町という地名はよく聞く。当社周辺が熊野と呼ばれるのであれば、上色見熊野に鎮座する神社という意味でも通じることになる。ただ、この辺りを地名として熊野と呼ぶという情報は今のところ見つかっていない。
当社を含む全国の熊野神社の総本宮である熊野本宮大社の旧名称も熊野坐神社(くまのにいますじんじゃ/くまのにますじんじゃ)である。だから、上色見鎮座とか上色見熊野鎮座という意味ではなく、熊野神社のことを熊野座(坐)神社としているのかもしれない。