莫越山神社(宮下)なこしやまじんじゃ みやした

評価 ★★★☆ [3.5]
社格 式内[論]/郷社
所在地 千葉県南房総市宮下27
駅名 館山・南三原
参拝所要時間の目安 15分
訪問回数 1回
特徴・属性 好きな神社
近隣の神社 莫越山神社(沓見)

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交通アクセス JR内房線館山駅より館山日東バス丸(まる)線40分、川谷(かわやつ)下車徒歩5分。
JR内房線南三原(みなみはら)駅より徒歩1時間17分、6.1km。
地図
トイレ ○あり

コメント

安房国の延喜式内社、莫越山神社の論社。

規模の小さな式内論社であるが、境内が整えられており、好印象を持った。通常ならあまり興味を持たない講(参拝組織)に関する石碑や遠方の有名神社への参拝記念碑に対しても、石碑をきちんと読み取った上で書かれている内容を説明しているのが非常に好ましく、興味深く読ませていただいた。

もう1つの莫越山神社の論社である沓見の莫越山神社と比較すると、当社も良い神社ではあるものの、沓見の方が境内規模、場の気ともに上回る印象である。

しかし、莫越山神社という名称から考えると、山寄りに位置しているのは当社の方である。当社には奥宮もあり(時間の都合上参拝に行かなかった。また当社から比較的近くにあるものの具体的な道順、参道方角、入口は不明)、神社名称から考えてより相応しいのは当社であると考えられる。

また、当社は創建が社記によって西暦718年と非常に具体的であるのに対して、沓見の方は創建を神武天皇元年としており、神話の域を出ない。

これらのことから、元々の莫越山神社は当社の方であった可能性が高いと推測する。沓見の方は当社からの勧請ではないだろうか。

ただし、延喜式成立時点においての莫越山神社がどちらを指すのかはまた別問題である。仮に沓見が当社からの勧請によって創建されたとしても、その時点では既に当社を上回る信仰を集めていたという可能性はある。当社の立地は山寄りであり、どちらかと言えば沓見の方が人口が多い地域に存在していたのかもしれない(だからこそ勧請される)のだから。

画像

由緒書・説明・境内図など

鳥居・境内・社殿など

境外・近隣の風景など