吾妻屋宮あずまやぐう (山梨岡神社摂社)

評価 ★★★ [3.0]
社格 式内[論]
所在地 山梨県笛吹市春日居町鎮目
駅名 石和温泉
参拝所要時間の目安 10分
訪問回数 1回
近隣の神社 山梨岡神社

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交通アクセス JR中央本線石和温泉駅より登山。上り約1時間、下り約45分。標高差約230m。
地図
トイレ ×なし

コメント

甲斐国山梨郡、式内甲斐奈神社の論社。そして、同じく式内論社である山梨岡神社の境外摂社である。

当社は山の中腹にあり、グーグルマップはもちろんのこと、国土地理院地図を含むあらゆる地図を参照しても全ての道が正確に記載されていないような地域にある。甲斐国の式内社巡りをしているような神社マニアには当社はたどり着くのが難しい神社として認識されているかもしれない。

(参拝前)

石和温泉駅から直線距離で北2kmの位置にあるが、山の中にあるため、正確な最短経路は不明。国土地理院地図だと西参道が存在して当社までの道が書かれているが、最短経路ではなく、南方面からの参道があると思われる。

実際に行った人の記録で唯一経路が明確に示されているものがあり、それによるとアクセスは以下の通り。

つづら折りの坂道の最終カーブ、長谷寺との分岐点をそのまま右にカーブし、そのまま東に進む。社殿から見て南東あたりの位置から北西に向かって参道がある。春日居スポーツ広場起点で上り39分、下り25分。

社殿南東の参道入口までの経路は最短ではないかもしれない。ヤフー地図やナビタイム地図によると、つづら折りの坂道を進む代わりにほぼ南北に直線的に道があることになっている。

(参拝後)

実際に当社に参拝してきたので、徒歩で当社に参拝する場合の私としての推奨ルートを示したい。結論は境外の画像の項に略図をアップロードしたので、これを拡大表示して参照していただきたい。

まず、上記のような下調べをしていたので、つづら折りの道ではなく、ほぼ直線的に当社に向かう南北に走る道(以下、南北道路)で参道入口まで行き、南東から北西方向への参道で当社に向かう予定を立て、ほぼそれで行けるという感触を持っていた。

しかし、実際に行ってみると南東からの参道を通ることは不可能なように思われたため、予定を変更せざるを得なかった。また、南東からの参道に至る南北道路の最終区間も通行不能に近い。

結論から言うと、南東からの参道が当社の表参道なのであるが、現在では通行不能かそれに近い状態であるため、西参道からのアクセスが唯一の推奨ルートである。西参道は国土地理院地図に示されている。

また、そこに至るまでの経路については、途中までは前述の南北道路を通るのが最短であり、もちろん、つづら折りの車道と比較して急坂にはなるが、それ以外には問題はない。

ただし、この南北道路が途中から草木に覆われている非舗装の道になるのだが、そこから先はこの道で北に向かってはいけない。目印としては、この区間の最初に日本武尊の名前が入った石碑がある。

その地点からは西に向かってつづら折りの車道に合流し、そのまま西に進む。つづら折りの最終カーブ(時計回り)に長谷寺方面への分岐があるが、そのままカーブを曲がって東に進む。この長谷寺分岐は国土地理院地図ではわからないので、ナビタイム地図を参照していただきたい。

しばらく行くと道が細くなってその先には車では進めない地点がある。おそらく、ここまではタクシーで来ることが可能である(実際にここまで来てくれるかはわからないが)。ここはUターンが可能なくらいのスペースがある。

ここから戻るような感じの細い坂道があり、北西方向に進んでいく。これが結構長く続き、その後にS字カーブがある。S字カーブが終わって、やっと東南東方向への西参道があり、3~4分でやっと当社に到着である。

到着してみると、まずまずの雰囲気である。表参道が通行可能であったならば、もう一段階評価が上がったかもしれない。やはり南からの表参道石段があって、それがまた雰囲気が良いのである。

帰りは行きに断念した表参道の正解がわかるだろうからと、いったんはこの表参道石段を下りたのであるが、そこから先の状況を見て、やはり表参道の通行は断念。石段を上り直して、やはり西参道から帰った。

先程の当社へのアクセス方法の説明はいきなり南北道路という何のことかわからない話から始まって説明が抽象的にならざるを得なかったので、正解がわかった帰り道の当社からの道順を示したい。帰り道を逆算して行き方を考えた方がわかりやすい。

ベースの地図として国土地理院地図を見ていただき、長谷寺分岐や南北道路についてはナビタイム地図を見ていただきたい。また、距離感がわかるように帰りは通過地点の時刻を記録したので、参考にしていただきたい。帰りは当社をちょうど16:00に出発した。

まず、国土地理院地図に示されている当社から西北西に向かう参道がある。これが私が西参道と言っているもの。西参道入口の通過は16:03。帰りは下りなので3分程度だが、行きは上りなのでもう少しかかるだろう。

西参道入口から南方向へ進むとS字カーブがあり、それが終わるとこの道は南東に向かう。そして、東西を走る道に合流する。これが前述のタクシーで来られる最終地点(?)であり、つづら折りの車道の最終地点である。この地点の通過時刻は16:09。ただし、その先の東方向にも徒歩なら進むことは可能であり、実際に進んでいくと当初予定していた南東からの通れるとは思えない表参道の入口がある。

ここから西に進んでつづら折りの車道の最初のカーブ(行きで言えば最終カーブ)を反時計回りに曲がる。その途中に西方向への長谷寺分岐がある。長谷寺分岐の通過時刻は16:12。ここはナビタイム地図を参照(拡大しないと表示されない)。このカーブを曲がってそのまま東に進み、次の逆側のカーブがある地点まで進む。

ここでこのカーブを曲がらずに、そのまま東に進む道があるので、東に少し進む。ここもナビタイム地図を参照。すると南北に走る道と交差する。これが南北道路と言っていたもの。この南北道路との交差地点の通過は16:19。そして、ここから北へは草木に覆われた非舗装道路を進むことになり、ほぼ通行不能である。しかし、ここから南方向への舗装部分は問題なく通って良い。

ここから南北道路を南に行けるところまで進む。すると、つづら折りの車道のうち西関東連絡道路(甲府山梨道路)という大きな道路よりも北では最後のカーブ付近に出る(行きは最初のカーブ)。実はこの地点に道の左右に石の柱を立てた神門があり、この南北道路が当社表参道であることを示している。また、南北道路の途中にも同様のものがある。

あとは地図通りに西関東連絡道路の下をくぐって山梨岡神社に向かえば良い。西関東連絡道路との立体交差地点の通過は16:24、山梨岡神社の到着は16:31だった。

石和温泉駅起点の場合でも山梨岡神社を通る経路が最短である。また、当社は山梨岡神社の摂社なのだから、まず山梨岡神社に参拝してから当社に向かうのが筋であろう。石和温泉駅から山梨岡神社は徒歩12分ほどなので、休憩なしなら当社から石和温泉駅への帰り(下り)は45分ほどになる。

行きは通行不能に近い道を強行突破したり、その先はやはり進めずに断念して予定を変更したり、南北道路の急坂で息を切らして休憩をしたりしたのだが、それでも山梨岡神社からは45分程度で到着した。従って、石和温泉駅からであれば1時間程度で当社に到着できるものと思われる。

以上はあくまでも私の実体験(2021年7月参拝)に基づく見解であり、最初に紹介した別の人の体験としては記述が正しければ南北道路は通っていないものの最後は表参道を通って当社にたどり着いたと思われるし(この体験談は2018年3月のもの)、玄松子の記憶では南北道路の最終区間および表参道を通って当社にたどり着いたとしている(画像を見ると現在と全く様相が異なるので驚いた)。現在でも、中には表参道から強行突破できる人もいるのかもしれない。ただ、個人的な見解に基づいて多くの人にお奨めできる安全策としてのルートを紹介したということである。

また、当社の境外参道にこだわらなければ、つづら折りの道を歩いてもよいのである。南北道路が地図上で最短経路といっても、それだけ勾配がきつくなるわけで、おそらく所要時間は大差ないと思われる。

画像

由緒書・説明・境内図など

鳥居・境内・社殿など

境外・近隣の風景など