出雲乃伊波比神社(熊谷市板井)いずものいわいじんじゃ くまがやしいたい

評価 ★★★☆+ [3.5+]
社格 式内[論]/村社
所在地 埼玉県熊谷市板井718
駅名 熊谷・小川町
参拝所要時間の目安 20分
訪問回数 1回
特徴・属性 好きな神社
知られざる名社
近隣の神社 塩八幡神社

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交通アクセス JR高崎線熊谷駅より国際十王交通バス循環器呼吸器病センター経由小川町駅33分、農業研修センター下車徒歩3分。循環器呼吸器病センターを経由しないバスがわずかにあり、その場合はバス36分、塩八幡前下車徒歩8分。
東武東上線小川町駅より国際十王交通バス循環器呼吸器病センター経由熊谷駅行19分、農業研修センター下車徒歩3分。
地図
トイレ ○あり
立地と当社規模を考えれば、まずまず整備されている。

コメント

武蔵国男衾郡の式内出雲乃伊波比神社の論社。ただし、もう1つの論社である大里郡寄居町の同名社と比較してマイナーな論社だと思う。最初に武蔵国式内社を調べた頃にそのように認識して切り捨てたのか、元々当社を認識していなかったのかは忘れたが、当社は私の武蔵国式内社のリストに入っていなかった。

しかし、実際に当社を訪れてみて驚いたのである。当社は素晴らしい神社であり、現状の比較だけで言うならば、より素晴らしい神社は当社の方である。

社殿とそれを取り囲む社叢の存在感、威厳が生み出す場の気が素晴らしいのみならず、太鼓橋を渡って境内に入るなどの構成・造りは神社風景として素朴ながらも美しくもある。

もう1つの論社は過去に2度参拝に訪れているが、当社を参拝するにあたって、念の為同じ日に3度目の参拝に訪れた。そちらも良い神社には違いないが、やはり現状比較で言えば当社が上に思える。

ただし、当社は社号標にも式内の文字はなく、由緒書でも式内について触れられていない。それが、マイナーな論社として認識されている理由でもあるのかもしれない。

由緒書によれば、当社は元々鹿島神社と呼ばれていたが、明治になってから出雲乃伊波比神社と改名されたとのことである。従って、現在の御祭神もタケミカヅチであり、出雲乃伊波比神社という名称から考えてどうなのかという感はある。なぜ改名したのかも不明である。

もっとも、もう1つの寄居町の論社の方も古くは白旗八幡社(同社由緒書原文ママ。白幡八幡は各地で見られる)と呼ばれていて、明治になって再び出雲乃伊波比神社と呼ばれるようになったとあるので、武蔵国男衾郡の式内出雲乃伊波比神社は謎に包まれているのかもしれない。寄居町の論社は現在はスサノオを主祭神としており、これは出雲の神として納得のいくものであるが、名称に合わせて主祭神を変更したと言われても仕方ないとも言える。

なお、武蔵国入間郡にもほぼ同名の式内出雲伊波比神社が存在し、その最有力論社である毛呂山町の出雲伊波比神社の主祭神はオオナムチ(=オオクニヌシ)となっている。

画像

由緒書・説明・境内図など

鳥居・境内・社殿など