菅原神社すがわらじんじゃ

評価 ★★☆ [2.5]
社格
所在地 大阪府堺市堺区戎之町東2-1-38
別名 堺天神
別名読み さかいてんじん
駅名 大小路・堺
参拝所要時間の目安 15分
訪問回数 1回
近隣の神社 開口神社

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交通アクセス 阪堺電気軌道大小路(おおしょうじ)駅より徒歩3分。
南海本線堺駅より徒歩11分。
南海本線堺駅より南海バス堺東駅前行2分、大小路下車徒歩2分。
地図
トイレ ×なし

コメント

当社は堺天神・堺戎として親しまれている。だから、できれば本当はあまり色々言いたくない。それぞれの神社には複雑な歴史、複雑な事情があることもわかる。でも、言わずにはいられない。

当社は境内の造り、配置がメチャクチャである。境内の配置を最初からやり直したほうが良いというレベルであり、これほどまでの神社には初めて遭遇した。

まず、地図を見ても複数の入口があってどこから入るのかがわかりにくいのだが、立派な楼門があるので、とりあえずこれはよしとする。楼門から入るのが正しいのだろうから。

楼門を入ってまっすぐ進むと正面に社殿があるのだが、なぜか横を向いている。境内地が狭くてどうしてもそういう配置にならざるを得ないという神社も稀には存在するが、当社には充分な境内地があり、わざわざ横向きの社殿配置にする理由がない。だから、この社殿は本社には見えないのだが、実際、これは薬祖神社という境内社である。

しかし、境内入口から入って正面の突き当り一番奥には原則として本社があるべきである。当社の正式名称は菅原神社であり、これが本社である。本社である菅原神社はどこに行ってしまったのか。

一応、薬祖神社の突き当りで90度左折して参道が続いており、その一番奥にも社殿がある。参道が1回左折しているものの、もう1つの一番奥とも言える場所なので、これが本社なのか。

しかし、これも境内社の堺戎神社である。当社は堺戎としても知られているが、これは境内社なのである。

それでは、菅原神社はどこにあるのか。この時点で私は本気で菅原神社の位置がわからなかった。ただ、その後境内をもう一度見回してみると境内の中央にポツンと島のようになっている(池はないが)場所があり、それだなとわかった。

楼門から入るとこれほどまでに本社である菅原神社が発見できないのである。実は楼門の左にもう1つ境内入口の鳥居があったのである。楼門と比較すると小さな鳥居が。これが本社である菅原神社の鳥居である。

神社の構造として、立派な境内社には本社とは別に参道や鳥居が設けられることがある。まさにこの造りになっており、本社に対して境内社同様の扱いをしているのである。これはあり得ない。

まず、楼門を長方形の敷地の長辺に持ってきていることがそもそもの間違いである。神社の場合、原則として、長方形の敷地は横長にではなく縦長に使うべきである。それが全てではないけれども、そうしておけば間違いが少なくなる。

そして、長辺の縦方向に参道を造る。さらに大事なのが、手前と奥をはっきりさせること。境内の入口側と、その反対の本社本殿が配置されるべき一番奥をはっきりさせる。入口側には鳥居や楼門を配置して入口とわかるようにする。逆に本殿が配置される側には入口を設けず、社叢で囲むなどして奥であることがわかるようにする。

境内地の中央付近に本殿が配置されているような神社だってあるが、その場合でも当社のようなことにはなっておらず、本殿より奥が全て社叢になっていたりするものである。通常、人が移動する範囲内においては、一番奥のあたりに本殿が配置されるのである。

手前(入口)と奥をはっきりさせ、方向感を出し、そして通常であれば境内の一番奥、より適切な言葉で言えば境内の中で最も良い場所に本殿を配置するのである。

これだけ言ってみたところで、全ての配置をやり直すのは現実的ではないだろう。楼門を建てたのだって数百年前の話であり、べつに今の当社関係者が悪いはずもない。その時にだって何か複雑な事情があったのかもしれない。

しかし、本社の菅原神社に対しての現状の扱いはひどすぎるので、長い時間をかけて境内で一時的な遷座をするなどして、すこしずつ配置を変えて欲しいとは思う。

画像

鳥居・境内・社殿など